マツダSKYACTIV-X試乗 ガソリン圧縮着火2.0ℓプロトタイプ車
公開 : 2017.09.07 11:40
スピードアップしても力強いトルク
テストルートは、マツダのヨーロピアンR&Dセンター(ドイツ・オーバーウルゼル、フランクフルト近郊)の周辺地区で、カントリロード、市街地コース、それに短時間ではあるがアウトバーンも含まれていた。SKYACTIV-Xエンジンを様々なシチュエーションで試すには、なかなかの条件だ。
インプレッション
新開発エンジンは、低速域ではサウンドも含めてディーゼルのように振る舞う。改良・仕上げはこれから行うことだろうから、ときには未完成だと感じる点もあった。
しかし一度スピードを上げていくと、まるでガソリンユニットのように、スムーズで静かになる。それにもかかわらずトルクは力強い。たとえ6速で走っていても、低中速域からなかなかエネルギッシュに加速することができた。
ATとMTの違いに関して記述するならば、今回のテストについては、ATのテスト車がスムーズでレスポンスに優れ、MT仕様がフィーリングもサウンドもラフであった。