日産リーフ新型 プロトタイプ試乗記 「運転がグッと楽しい」と評価

公開 : 2017.09.07 18:15

注目をあつめている日産リーフ。プロトタイプ試乗の原稿が英国から届きました。こっぴどく書かれていないといいのだけれど…。日本人としてもドキドキです。

もくじ

リーフに課された「大幅改良」という使命
リーフ、パフォーマンスモデルも控える
「IDSコンセプト」ゆずりのデザイン
合言葉は「プロパイロット」「e-ペダル」
「運転がグッと楽しいものになっている」

リーフに課された「大幅改良」という使命

道行くひとびとを適当に10人捕まえて、世界で最も多くEVを生産するメーカーはどこか尋ねてみよう。たまたま昼休み中のバッテリー開発者にでも出くわさない限り、たいていはテスラと答えるはずだ。

しかし、それは不正解。

たしかに、イーロン・マスク率いるカリフォルニアのメーカーは、刺激と興奮にあふれたEVという点では他を圧倒するかもしれない。ただ、たんに生産台数だけで考えるなら、正解は日産だ。

2010年の発売以来、日産は28万3000台を超えるリーフを販売してきた。これ1車種で、テスラの全セールスを4万台ほど上回る。

テスラは新たに投入するモデル3で40万あまりのオーダーを受注しており、2社の差はいずれ埋まるだろうが、今のところは、どこよりも多くのEVをひとびとに提供したメーカーは日産ということになる。

初代リーフは、主要メーカーが本格的に市販した、真に実用的といえる電気自動車としては世界初の例であり、他に先駆けた存在だった。

しかし、近年になって多くのメーカーが強力なライバルを続々投入したことで、タフな競争に直面することとなった。

現在、マーケットにはBMW i3フォルクスワーゲンe-ゴルフ、ヒュンダイ・アイオニック・エレクトリックなどが存在し、そこにテスラ・モデル3が加わった。

そして、そう遠くないうちに、大手各社が手掛けるより多くの新型EVでいっぱいになるだろう。

リーフが今後もトップの座を守り続けるためには、大幅な改良と、少なからずあげられる欠点の克服が必要となる。そこで、第2世代リーフの出番というわけだ。

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