VWアルテオン試乗 室内や洗練性◯ 150psは力不足 190psに期待
公開 : 2017.09.08 12:10 更新 : 2017.09.08 12:12
どんな感じ?
150psのディーゼル 発進加速あと一歩
フォルクスワーゲンの2.0 TDIエンジンは、われわれにとってあたらしいものではない。
ゴルフからティグアンまで、フォルクスワーゲンのラインアップに加わったこのエンジンを、これまで何度もテストしており、その評価は、一貫してスムーズで洗練され、そして経済的であると評している。
であるから、このクルマの強みはよく理解している。高速道路でのクルージングで、エンジンはその存在こそ主張しないが、実力を発揮する。長距離ドライブはお手の物である。
一方で、2.0 TDIエンジンの欠点は、発進からの加速で、少々がさつなのだ。ほかのいかなるスピード域で感じされるそれよりも、反応がにぶい。
ラウンダバウトやジャンクションで、ここぞという時に、思った以上のがんばりが必要なのだ。
組み合わさる7速DSG変速機は、何の苦もなく、スムーズに素早く変速を行うことができる。1速に固定することも可能なので、前述のエンジンの不甲斐なさを補うこともできる。
乗り心地とハンドリング、内装も見ておこう。