TVR代表、直近4年間を振り返る 「ル・マン勝利のような感覚」 今後の任務は?
公開 : 2017.09.09 15:40 更新 : 2021.02.17 17:44
あたらしいTVR、もうご覧になりましたか? CEOは、発表時に「達成感」を表現しました。われわれの知らない4年の努力が明らかになりました。
もくじ
ー 直近4年 「127%」努力を費やす
ー 期待を裏切らないという最大の任務
直近4年 「127%」努力を費やす
「新しいクルマを送り出すということは、事前に、どんなに用意周到に計画をたてたとしても、それ以上の複雑な事情が伴うものです」
TVR代表のエドガーは、直近4年間に彼の周りで起こったことを思い返しながら、この輝かしいスポーツカーメーカーの再建について語った。
この4年で、彼と十数名の同志は、このスポーツカーメーカーの商標を買収し、立ち上げ、長期事業計画を画策し、ウェルシ工場を稼働さえ、政府からの援助金を申請し、その傍らで、新しいクルマをデザインし、この計画を実行に移すことが可能な人材を発掘した。
エドガーによると、彼らがこのプロジェクトに費やした時間は、「127%」だという。
「どんなことにも過ちは付きものですが、その過程で、このプロジェクトがその価値に見合う高水準で完成させた、かけがえのない人材に出会うことができました」
期待を裏切らないという最大の任務
たった50人の社員から成る、TVRマニュファクチャリングは、コア・カンパニーとして機能する。
なぜなら、TVRは、ゴードン・マーレイ・デザインやコスワース・エンジニアリングなどの外部のエキスパートとの協力関係の上で存在しているからである。
「最も驚いたことは、ひとびとのこのプロジェクトへの関心の深さです。少量生産という形態が、これ程の情熱を生み出すとは、驚きです」
「ル・マンをはじめとする、レースにエントリーして、次々に勝利を収めたかの様な錯覚を覚えます。TVRはただのブランドでは決してありません、情熱を持ったひとびとの集合で、そのひとびとの期待を裏切らない事が、われわれの最大の任務なのです」 エドガーは強調する。