先代N-BOX、新型発売前に1万台セールス 「2017年8月に売れた日本車」
2017.09.10
「週末AUTOCAR講座」日本車編。9月に新型が発売されたホンダN-BOX。先代にとって、モデルライフ最後となった8月は、いったい何位にランクインしたでしょう?
Q:モデル末期のホンダN-BOX(先代)、8月の車名別ランキングの順位は?
8月の新車販売は、10カ月連続で前年超え
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会がまとめた2017年8月の全体での国内新車販売台数は、前年同月比5.5%増の「35万5301台」と10カ月連続でのプラスを達成した。カテゴリー別では、
・登録車:前年同月比4.7%増の23万3810台(2カ月ぶりに増加)
・軽自動車:同7.1%増の12万1491台(5カ月連続での前年超え)
という結果になった。
市場動向ついて業界団体の関係者は、「登録車は供給体制を整えた新型車が販売を牽引し、前年実績超えを記録。軽自動車は昨年に燃費不正問題の影響で販売が落ち込んでいたため、その反動でプラスの伸びを示した」と解説。今後の展開については、「登録車は新型車を中心に受注が堅調なので、プラスを維持する可能性が高い。軽自動車も新しいホンダN-BOXなど販売が伸ばせそうな新型車がデビューしたので、増加の継続が期待できる」と予想した。
A:7月の第1位から第4位に後退
それでも月間販売台数は1万台を超え(1万79台)、トップ5内をキープ
車名別ランキング アクアが21カ月ぶりの首位
車名別ランキングは前月から大きく変動した。
首位に立ったのは6月にマイナーチェンジを実施したトヨタ・アクアで、前年同月比3.1%減の1万870台の販売を記録して21カ月ぶりのトップにつく。続く第2位には同40.5%減ながら1万417台を販売したトヨタ・プリウスが位置。第3位には8月にマイナーチェンジを行って同111.9%の大幅増(1万364台)を成し遂げたダイハツ・ムーヴがランクインした。
9月の全面改良(写真黄色:新型N-BOX)を前に買い控えがあったホンダN-BOXは、それでも同24.1%減(1万79台)に抑えて第4位にくい込む。第5位にはe-POWERモデルが販売を牽引して同72.8%の大幅増(9685台)を達成した日産ノートが、第6位には1月に一部仕様を向上させた日産デイズが入った。トップ10を一覧すると、登録車が4車種で、残り6車種が軽自動車。この比率になるのは、2カ月連続である。