マットレスの帝王 160台のコレクション きっかけ、こだわりとは
公開 : 2017.09.10 17:10 更新 : 2017.09.27 18:12
クルマよりドラッグにハマっていたら
ファンシーなロールス・ロイスとマクラーレンを持ったのは2013年のこと。ペブルビーチで見かけた紫のパンジーにインスパイアされ「この色にしよう」と決断を下したそうだ。
実際にペイントを施したのは、ファントム・ドロップヘッド・クーペで、19層にも及ぶ塗膜で形成されていた。またマクラーレン12Cスパイダーにも同様のペイントを施した。
ロールス・ロイスとマクラーレンはこのカラーを公式に認めたが、実際に広まることは無かったらしい。
そして彼はそれと同じようなことをロールスロイス・ドーンとマクラーレン720Sでもおこない、ペブルビーチで披露した。
また来年も同じことをするのだろうかという疑問が湧いてくるが、おそらく来年は違うだろう。ただ、マクラーレン史上最高のハイパーカー、BP23の登場が囁かれており、フックスは新しいオーナーに名乗りを上げている。
「スペシャルなカラーリングでオーダーしますよ!」と乗り気だった。新入りは恐らくだが、昨年ペブルビーチのチャリティオークションに掛けられたエメラルドグリーンのP1の後釜に座ることになっているのだろう。
「もしわたしがクルマじゃなくドラッグにハマっていたら、こんなにお金が掛かることはなかったでしょうね」とコレクションを前に語る。
こんなにもたくさんのクルマを運転できるひとがどれほどいるだろうか。しかし、彼もわれわれ同様1番好きなクルマがあるはず。何を選ぶのだろうか?