ランドローバー・ディスカバリーSVX 524psの本格クロカン フランクフルト
公開 : 2017.09.12 18:40
ディスカバリーのモディファイ版のコンセプトカーが登場。市販版はジャガー・ランドローバーのSVO部門がハンドメイドで仕上げ、524psを発生するV8が搭載される見込みです。
もくじ
ー 来年発売のオフロード重視モデルはSVOが担当
ー シャシーは本格オフロード仕様
ー 現行ディスカバリー初のV8搭載モデル
ー 標準モデルは新エンジンを追加し装備を充実
ー ディスカバリーSVX 公式画像を見る
来年発売のオフロード重視モデルはSVOが担当
ランドローバー・ディスカバリーの過激なオフロード仕様は、ジャガー・ランドローバー(JLR)が急速に成長させているスペシャル・ヴィークル・オペレーション(SVO)の最新プロジェクトだ。ディスコ5の新たなバリエーションとなるそれは、SVXと銘打たれる新シリーズの第1弾となる予定だ。
これまで、SVOの仕事は、JLRのモデルのハイパフォーマンス仕様か高級仕様を製作することだった。それが、SVRやSVオートバイオグラフィーといったバッジを与えられるモデルだ。しかし、ここに第3のラインが加わろうとしている。SVXと呼ばれる、オフロード性能を追求したバージョンだ。
このディスカバリーSVXは、来年にも市販化される予定。5代目ディスカバリーの特別なモディファイは、コベントリーのオックスフォード・ロードにあるSVOの施設で、手作業でのフィッティングが行われる。
フランクフルト・ショーに展示されたコンセプトカー版のエクステリアは控えめで、その下に隠れたオフロード向けテクノロジーや強化されたスペックを感じさせない。有名なキャメル・トロフィーのディスカバリーにあるようなシュノーケルや大ぶりの丸いスポットライトなどはない。
そこにあるのは、わずかなデザインの改修。スキッドプレートの備わる前後バンパーやゴツいオフロードタイヤ、ルーフ上の細長いLEDライト程度が、ベース車からの目に付く変更点だ。