スマート・ビジョンEQ 自動運転EV シティカーの未来形 フランクフルト
公開 : 2017.09.13 06:10 更新 : 2017.12.14 12:40
次世代スマートを予感させるスタイリング
ポッドのようなセーフティセルは、スマートが1998年の立ち上げ以来すべてのモデルに採用してきた高張力スティールのトリディオンセルをどのように進化させるかというプランのヒントとなる。ビジョンEQに見られる1.5ボックスのボディスタイルは、次世代のスマート各車に影響を与えることになりそうだ。
スタイリングは、現在のスマートよりも丸みを帯びたデザイン。特徴的なのは、カーブの大きいルーフラインと大きなホイールハウス、そして卵形のドアだ。
先代フォーツーの流れを汲むデザインの中に、このコンセプトカーは前後とも18インチのホイールを組み込んだ。インテリアの広さを最大限確保しつつ、フットプリントも可能な限り大きく採るのがその狙いだ。
全長は2699mm、全幅は1720mm、全高は1535mm。これは3代目フォーツーと長さは同じだが、50mm広く、25mm低いディメンションとなる。
「ビジョンEQフォーツーは、急進的なアプローチです」と述べるのは、メルセデス・ベンツのチーフデザイナー、ゴードン・ワグナーだ。「強調されたホイールアーチを持ち、オーバーハングをなくした典型的なスマートのプロポーションでありながら、次のレベルのコミュニケーションとパーソナライゼーションも組み込んでいます」