アストン・マーティン・ラピードS
公開 : 2013.01.23 18:00 更新 : 2017.06.01 01:45
アストン・マーティンはラピード4ドア・サルーンに、ミッド・ライフのフェイスリフトを施した。
このフェイスリフトで、ラピードは日常的なGTカーからスポーツカーへの転換を狙っているようだ。その最も大きな変化は、5.9ℓのV12エンジンにある。パワーは80bhp上がった550bhpに、トルクは2.8kg-m上がった85.7kg-mになっており、しかも、ローレンジとミッドレンジでのトルクが太くなっているという。
そのパフォーマンスは0-100km/hが4.9秒と、旧ラピードよりも0.3秒も速くなっている。また最高速度も303km/hから306km/hに上がっている。
一方、そのパフォーマンスの向上にもかかわらず、燃費は7.0km/ℓと0.3km/ℓ向上し、CO2排出量も335g/kmから332g/kmとなっている。
エクステリアの変化は最小限だが、新しいフロント・グリルとリアのリップ・スポイラーが特徴。また、カーボン・エクステリア・パックをオプションで選ぶことができる。これは、フロント・スプリッター、リア・ディフューザー、エクステリア・ミラー・ハウジング、リア・ランプ・カバーがカーボン製となる。
インテリアは、新しいピアノ・ブラックのトリムが与えられるが、オプションとしてレッドとブラックのデュオトーン・トリムが用意される。リア・シートは折りたたみが可能で、折りたたんだ場合900ℓのブートスペースが確保される。
他のアストン・マーティンと同じようにラピードSは、VHストラクチャーをベースとする。そのシャシーは”第4世代”のモディファイが行われ、ノーマル、スポーツ、トラックの3つのモードを持つアダプテック・ダンパーと、DSCシステムを装備する。また、エンジンは、前モデルよりも19mm低くマウントされている。
価格は、パフォーマンスの上昇にもかかわらず、現行モデルの150,000ポンド(2,100万円)と同等になる模様で、発売は来月からになる予定だ。