TVR新型デビュー記念! 過去の記憶に残るモデルを振り返る(前編)
公開 : 2017.09.16 06:10 更新 : 2021.02.17 17:44
グリフィス200/400(1964〜1967年)
1960年代、アメリカでチューニングショップを経営していたジャック・グリフィスは、TVRにシャシー供給を打診する。ACコブラに始まる、英国製小型スポーツカーに大排気量のアメリカンV8を積むスタイルを、定番化したいというのが彼の目的だった。
そうして生まれたのは、グランチュラのシャシーにフォード製4.7ℓV8を積んだもの。スーパーマーケットのカートもかくやというショートホイールベースながら、レース仕様ではGT40に迫る出力をマークした。グリフィスというのはアメリカでの通り名だったが、やがてTVRの正式な車名として採用される。
ヒストリックレーサーとして重宝されていることもあり、この初代グリフィスはもしかしたら最も需要の大きいTVRかもしれない。FIA認定レース仕様は、£150,000(2261万円)もの値段が付けられている。