TVR新型デビュー記念! 過去の記憶に残るモデルを振り返る(前編)

公開 : 2017.09.16 06:10  更新 : 2021.02.17 17:44

ウェッジシェイプ・モデル:タスミン/350i/420SEACなど(1979〜1987年)

1980年代のTVRは、ピーター・ウィラーの登場前後でカテゴリーを変える必要があるほど、いい意味で激変した。1979年登場のタスミンは、2.0直4仕様と2.8V6仕様があるが、いずれもパフォーマンスは低いものだった。

1981年にTVRの経営権を手に入れたウィラーは、これにローバーV8を搭載した350iを製作させ、さらに390SEや420SEACなどの強化版を設定した。この350i以降のモデルは過小評価されており、ルックスにさえ不満がなければ狙い目といえる。

価格は、あまり見栄えの良くない350系で£8,000(121万円)といったところだが、大事なのはコンディションと履歴の方だ。内装の汚れは年式を考えればやむを得ないし、基本的なメカニズムは容易に修理できる。ただし、シャシーやGFRPボディにダメージがあるものは避けよう。£5,000(75万円)ほどの安価に釣られて買うと、修復に大きな手間暇と費用をつぎ込む羽目になる。

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