TVR新型デビュー記念! 過去の記憶に残るモデルを振り返る(後編)
公開 : 2017.09.17 06:10 更新 : 2021.02.17 17:44
TVRタモーラ(2002〜2006年)
なんとも愛らしい響きの車名は、シェイクスピアの作品に登場する女王から取ったのだとか。旧TVR終盤のモデルだが、いまいち影の薄いクルマに思える。だいぶおとなしいスタイリングは、同時期のタスカンで攻めすぎた反動、といったところか。エンジンは355psの自社製直6で、車重はフォード・フィエスタのディーゼルモデルより軽い。そのパフォーマンスは文句なし。問題はルックスだ。グリフィスにも似たフロントはまだいいのだが…。
もっと奇妙な形をしたリヤビューは、デザイナーたちが気を抜いたかのようだ。しかし、走りに関しては、この頃のTVRのベストではないかと思える。それは賢明なチューニングが施されたサスペンションと、パワーとシャシー性能の好バランスによるものだ。現在の相場は£19,000(286万円)から。