新型Sクラス試乗 マイナーチェンジ車 リモートパーキング標準装備モデル

公開 : 2017.09.16 11:40

新型Sクラスに試乗! サイズ/重さを意識させないフラッグシップに、リモートパーキングが付くとどうなるのでしょう? 価格1128万円の価値を探ります。

もくじ

どんなクルマ?
S400/S560ロング4MATIC試乗
リモートパーキングアシスト初採用

どんな感じ?
ストローク制御 大きさ/重さをどう抑える?
スポーツモードはどうか?
S560 4気筒休止をチェック

「買い」か?
リモートパーキングアシストを体験

どんなクルマ?

S400/S560ロング4MATIC試乗

Sクラスのポジショニングやコンセプトを書き連ねるのも今さらだが、個人的には先代(W221)以前と以後で印象がちょっと違っている。先々代以前ではプレミアムのトレンド、とくに北米市場の影響が感じられた。基本線はメルセデス流なのだが、部分や味付けにアメ車的だったり、スポーティのあざとさを感じたりした。

メルセデス・ベンツS400

その違和感を完全に払拭したのが先代。「メルセデス哲学」の再確認であり、以来登場したモデルはクラスやカテゴリーのコンセプトに適応しても、いずれもブレのないメルセデスらしさを持っている。

メルセデス・ベンツS400

そんなメルセデス哲学のフラッグシップがSクラスだが、このMCではフェイスリフトなどの定番変更だけでなく、V12以外のエンジンラインナップを一新した。試乗した2モデル、S400(青)は内部抵抗軽減などの効率化を図った3ℓのV6直噴ツインターボ、S560ロング4MATIC(白)には低負荷時に4気筒(片バンク2気筒ずつ)を休止させる可変気筒制御を備えた4ℓのV8ツインターボを採用。ミッションにはトルコンと遊星ギアを組み合わせた9速ATを用いる。
 

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