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年式を問わず参加できるスポーツ走行では、ヒストリックカーからアルファ4Cやアバルト500といった現行モデルも含めた24台が走行した。
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戦前の車両とリジッドアクスル車のみによるビンテージスポーツ走行枠ではMGやウーズレイ、ラゴンダなど5台がエントリー。
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レース走行のエントリークラス、クラブマンズ・カップには、ミニ、アンダー1500、アンダー2000ccの各クラスで28台の車両が参戦した。
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レース走行のミドルクラスとなるクリスタル・カップ。同じくミニ、アンダー1500、アンダー2000の3クラスに分かれ18台がそろった。
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トップ・オブTBCCのスーパー/ハイパー・クリスタル・カップは、スーパー10台、ハイパー7台のエントリーでレースを競った。
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すべての走行枠が終了後、サーキット場内のレストランを会場に、表彰式と昼食、そして懇親会が開かれるのもアットホームなTBCCの特徴だ。
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ここからは気になったクルマをピックアップ。1933年型ウーズレイ・ホーネット・スペシャルはビンテージ走行クラスに参加。
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スペシャルは2座のスポーツ・バージョン。特別なスピード仕様のローリングシャシーに流麗なフォルムのレース用ボディを架装。
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エンジンはウーズレイ14由来のOHC直列6気筒1604ccを搭載。油圧式のブレーキを4輪に備えるなど、先進的な設計だった。
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敢えてのウレタンバンパーにゴールドストライプの効いたボディが’70〜’80年代テイストでカッコイイ、1979年型MGミジェット。
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このブラックにストライプ入りのMGミジェットは、当時の日本向けディーラー最終仕様として生産された、100台の限定モデルだったとか。
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ダッシュには日本向け最終限定車の9台目を示すプラーク。「Car No.9 of the last 100 special limited edition Midgets for Japan」の文字が!
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1963年型ロータス23B。元となった23はピーター・ウォーのドライブで第1回日本グランプリに優勝したグループ4スポーツカー。
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横に並ぶアバルト500との対比でもわかるが、驚くべきはその車高の低さ! 全高はわずか660mmで、まさに地を這うようだ。
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寝そべるようなローバックのバケットが収まるコックピット。一応2座スポーツなので、左側は助手席のスペースなのだが・・・
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偶然に同じカラーリングの2台が揃った。調べるとフランコ・アンジェリーニという当時のプライベーターが纏ったカラーのようだ。
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1964年型アルファ・ロメオ・ジュリアSS。航空機を思わせるフランコ・スカリオーネのデザインをカラーリングが引き立ててマス。
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室内は内装がストリップダウンされ、ロールケージが入ったドンガラ状態。リアバルクヘッドのイタリア国旗がオシャレ!
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同じくアンジェリーニ・カラーの1966年ジュリア・スーパー。四角いベルリーナボディとサイドマフラーが精悍な雰囲気だ。
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こちらもロールケージにバケットシート、カーペットレスで男前な内装。新しめのスパルコ製シートがシリアスなイメージだ。
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古いステッカーも旧車にとってはそのヒストリーの一部だ。これはガイドブックなどを出版するツーリング・クラブ・イタリアのもの。
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ラリー仕様にモデファイされた1978年型フィアット124スパイダー。イタリアのナショナルカラーであるアズーラも似合っている。
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オーバーフェンダーに高められた車高、トランクフードを固定するゴムフックなど、リアルなラリーカーのディテールにヨダレが・・・
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牽引フック(と矢印マーク)に目がない筆者にとって最も響いたディテール。イタリア語で「牽引フック」って書いてある!
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アルファ・ロメオ2000GTVはTBCC実行委員会の統括でもある藤間文彦さんの愛車。運営業務の傍らレースもしっかりと楽しまれていた。
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サスのボトム時にリアタイヤがフェンダーの縁に当たるということで、ハンマーを振るうのはミラノオートサービスの安藤代表。
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藤間さん曰く「大分仕上がってきた!」とのことで、クリスタル・カップ、AR-Cupのいずれでも快走! 入賞を果たしていた。
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今回はギャラリーのパーキングにも魅力的なクルマが多かった。ものすごくキレイなランチア・ベータ・モンテカルロ・シリーズ2を発見!
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こちらにはB210ニッサン・サニー。ワークスタイプのオーバーフェンダーとタイヤ・ホイールが絶妙のバランスでキマっている!
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渋いガンメタリックのホンダS800クーペ。こちらもバンパーレスに黒いオーバーフェンダーとボンネット、Sタイヤが硬派な仕上がりだ。