フランクフルトショー 見逃しは損? 隠れたお宝たち(前編)

公開 : 2017.09.17 18:40

フォードフィエスタMk1(1976年)


私が運転した初めてのクルマ。7歳の時このクルマを、おばあちゃんの膝の上に抱かれて、私道で運転したのだ。そういう訳で私は初期型のフィエスタを永遠に愛すだろうし、素晴らしいクルマだと思う。初めてのマイカーがフィエスタという世代もいるだろうし、私のような思い出を持っている人もいるはずだ。1976年に発表され、延べ1,600万台のフィエスタスが販売されたが、その内450万台がイギリスにおける数字だ。シンプルで優れたパッケージングと、運転が楽なクルマのひな形となった。

フォード・カプリ Mk1 (1968年)


ヨーロッパ・フォードのポニーカーとして1968年に発表され、設計はアメリカ人ではない。カプリは若い世代の嗜好に合う、実際に手に入れられるモデルとして大きな支持を得た。1961年から1986年まで販売され、3世代にわたって述べ190万台を売り、ヨーロッパ全体でフォードのイメージを確かなものにした。

フォード・トリノ (1968年)


このマッチョなクーペは、既存のフォード・フェアレーンの派生車として1968年に生産が開始された。標準モデルは3300ccの6気筒で、GTバージョンには4900ccのスモールブロックV8エンジンが搭載されていたのが特徴。1975年の最終型は、イギリスの人気テレビ番組にも登場し、人気を高めた。

マツダ・コスモ110S (1967年)


コスモは1967年に発売され、翌年にはレーシングバージョンが製作された。マツダは、初めて量産モデルに搭載したロータリーエンジンの信頼性を示したいと考え、ニュルブルクリンクでの過酷な84時間耐久レース「マラソン・デ・ラ・ルート」へ参戦。厳しいレースとなったが、参戦車輌の1台が見事4位でフィニッシュしている。

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