ジャパン・クラシック・ツアー 2017に潜入 脅威の求心力の源を探る
2017.09.16-18
3日目:楽しむための「変化球」を散りばめる
3日目は、まず安曇野アートヒルズミュージアムに向かう。ガラスを使った作品づくりを体験する。サンドブラストを用いた彫刻で浮かびあがるのは、参加者それぞれのゼッケンと本イベントのタイトル。もちろん子どもは大喜びであるうえ、実際に手を動かすのは大人になっても楽しい体験である。
さらに一行は唐沢そばの集落、清水高原へ。と、その前に、シークレットPC競技が待っていた。
本来ならば、決められた区間(距離)を、指定タイムで走るPC競技が本イベントの競技の大部分を占めるが、シークレットPCは、「指定時刻にスタートした後、平均速度37km/hで走る」という指示しか与えられない。
これだけ聞くと簡単そうだが、道路専有しているとはいえ、タイトなコーナーがつづくヒルクライム。たとえば「1kmを◯◯秒で走る」といった細かい割り方をして走るしかない。そんな厳しくも楽しい、(そして結果を左右しやすい)競技が、旅の終盤に用意されているというのもおもしろい。
競技のあと、山の頂上から見える景色を見れば、達成感もひとしお。そしていよいよ、ジャパン・クラシック・ツアー 2017はクライマックスを迎える。