ボルボ設立90周年 傑作車、何台存在するのか?(前編)
公開 : 2017.09.23 06:10 更新 : 2019.05.04 13:03
ボルボ・アマゾン(1956)
アマゾンは、PV544の後継車として導入されたが、その後10年に渡って併売されることになった。ドイツの二輪車メーカーであるクライドラーが、ボルボの商標侵害を訴えたため、この車名は国内市場のみで使われ、他の市場では120シリーズ、又は220シリーズとして販売された。
ボルボP1800 (1961)
イギリスのTV番組、ザ・セイントで使用されたことでも知られるこのスタイリッシュなクーペは、初期モデルにのみ存在したP1800。インジェクションを採用した後期モデルは、1800S/1800Eと呼ばれた。モデルの終焉を飾ったのは、1800ESと呼ばれたシューティングブレークである。
ボルボ140シリーズ (1966)
このモデルが導入されるまで、ボルボのデザインは曲線を多用したものだったが、144サルーンと145エステートは、直線を基調としたデザインで登場した。クラッシャブルノーズ、多系統ブレーキ、クラッシャブルステアリングコラム、むち打ち防止ヘッドレスト、リアシートベルト、ラミネートウインドウなどが、他のメーカーに先駆けて搭載された。
ボルボVESC (1972)
ボルボのクルマは美しくないというだろうが、このコンセプトカーもまた、ボクシーであか抜けない。このクルマは、VESC(ボルボ・エクスペリメンタル・セーフティ・カー)と呼ばれ、アンチロックブレーキ、フロントとリアのエアバッグ、ポップアップ式の頭部保護機能、衝撃吸収式バンパーなど、先見の明を感じさせる数々の装備を持つ。