ボルボ設立90周年 傑作車、何台存在するのか?(後編)
公開 : 2017.09.24 06:10 更新 : 2019.05.04 13:03
ボルボXC90 (2002)
ボルボが初めてSUVの開発に踏み切った時、多くの人は、それが良い結果に繋がるとは思わなかった。2002年にXC90が発表されると、瞬時に納車待ちリストが埋まった。その後、過剰な需要は収まるが、この7人乗りSUVの初代は2014年まで生産が続けられた。中国では、今なお生産されている。
ボルボC30 (2006)
安全性と実用性を第一に考えるメーカーの商品としては、C30は興味深いクルマである。モダンなフォーカスをベースに、クリーンな外観とドライブを楽しめるキャラクターを持ち合わせていた。しかし、狭いトランクスペースと2人しか掛けられないリアシートは、実用性に欠いた。
ボルボV60 (2010)
車内空間よりもスタイルを優先する購入者向けに開発された、スポーティなワゴンのV60は、2010年の発売時にボルボのラインアップへ新風を吹き込んだ。2012年に発売されたディーゼルハイブリッド仕様は、その販売価格に反して瞬時に完売し、ボルボに増産を決意させた。
ボルボV40 (2012)
1995年に導入された初代V40は忘れがたいクルマだ。三菱と共同開発され、兄弟車のカリスマはセダンとハッチバックだったが、ボルボではセダンのS40とワゴンのV40をラインナップした。しかし、このクルマは驚くほど冴えなかった。
フォード・フォーカスのコンポーネンツをベースとした2代目は、ボルボの持つ伝統的な長所が反映されたよい出来栄えだ。しかも、それは小さく、手頃なパッケージを提供する。