VWパサート、ディーゼルよりガソリン? 1.4ℓの150psに試乗
公開 : 2017.09.22 21:15
1.4ℓガソリンエンジンを載せたVWパサート。素朴なモデルの魅力とは? 「条件つきの『買い』」という締めくくりの理由も興味深いです。
もくじ
どんなクルマ?
ー 1.4ℓ 150ps もっとも「お買い得」
どんな感じ?
ー パサートにはディーゼルよりガソリンか
ー キャビン、衝撃はないがクリーンでシンプル
ー エンジンは柔軟 乗り心地は不満
「買い」か?
ー いくつかの条件付きで「買い」
どんなクルマ?
1.4ℓ 150ps もっとも「お買い得」
その導入から3年が経とうとしている、第8世代のフォルクスワーゲン・パサートは、豊富なバリエーションを形成しつつある。
今のところ英国市場向けには、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンを搭載するモデルがそれぞれ4種類設定され、つい最近まで続いたGTE(プラグイン・ハイブリッド)が、英国市場で唯一のガソリンエンジン搭載車であった状況は改善された。
現在、欧州全域で、様々なスタイルや大きさのディーゼルエンジンを搭載する新車がどのような関心にさらされているかを考えると、これはいささか認識や慎重さに欠けたアクションであるが、主力モデルのひとつの販売台数を維持したいと願うメーカーのアクションとしては、避けて通れないものだったのは明らかだ。
2014年に現行パサートが英国に導入された時、そのラインナップはほぼすべてがディーゼル車であった。その1年後、いわゆるディーゼルゲートと呼ばれるスキャンダルが誌面を賑わすことになる。
その後、フォルクスワーゲンは、問題解決を急務とし、その一方で、ミドルサイズ・サルーンの大きなマーケット・シェアを失った。
そして現在、ガソリンターボのパサートは、124psと150psを発揮する1.4ℓTSI、180psを発揮する1.8ℓTSI、220psを発揮する2.0ℓ TSIから選択することができる。
今回のテスト車は1.4ℓモデルの高出力版で、アクティブ気筒休止機能を備える、ラインナップ中でもっとも経済的なモデルでもある。
これまでも、他の市場のパサート購買者はこれらのエンジンを選択することができたので、英国への導入はそれほど大騒ぎすることではないのかもしれない。
加えて、フォルクスワーゲンの新しい1.5ℓEVOガソリンエンジン搭載車がパサートのラインナップに加わるのは、次回のフェイスリフトまで待たなければならない。