特別インタビュー 570Sスパイダー/EV/SUV これからのマクラーレン
公開 : 2017.09.24 17:10
どのように日本のマーケットで戦ってゆく?
ACJ:今後クーペとスパイダーの生産比率はどのように予想されていますか?
GB:570Sスパイダーは発表以来好評をいただいております。マクラーレンのクルマはお客様のオーダーに沿って製作しますので現時点では不明です。ひとつの例として先に登場した650Sでは、クーペが40%、スパイダーが60%でしたので恐らくこのくらいの比率に収まるのではないでしょうか。
正本:補足しますとわたしどものクルマはマークがお話ししましたようにカーボン・コンポジットが基本になっています。コンバーチブル・モデルの弱点であるドライビング・ダイナミクスが悪くなったり重量が重くなったりすることがまったく無いクルマですから、ドライビング・ダイナミクスと爽快なオープンエア・モータリングのミックスを楽しんでいただけるクルマです。
ACJ:ライバルと目するクルマはありますか?
正本:よく聞かれるのですが、あまりそのようなカタチでは見ていません。わたしたちのDNAはモータースポーツから始まっていますので、そのドライビング・プレジャーを一般のお客様にどうやって体験していただこうか、ということだけを考えております。
ちなみにマクラーレンのオーナーはコレクターというよりは、自らサーキットを走られる方が非常に多いのが特徴です。正直あまり他車を意識していません。
ACJ:ローンチ・エディションの日本への導入台数は
GB:残念ですが具体的な数字をお伝えすることはできません。しかし世界的に高い需要があることは分かっています。各マーケットにまんべんなく届けて行きたいと思います。
ACJ:ビッグスさんお薦めのボディカラーを教えてください。
GB:一般的にスポーツカーは明るいカラーが好まれるかと思いますが、わたしの好みではキラキラしないシックなカラーが似合うと思います。570Sスパイダーにはブルー・フレークが入ったアイス・シルバーがわたしのお薦めです。