アルファ・ロメオ・ステルヴィオの(現時点で)最上級仕様 英国試乗
公開 : 2017.09.27 11:40 更新 : 2017.09.27 13:25
ステルヴィオの280ps版に試乗しました。いま新車で買えるもっとも説得力のあるSUVかと期待されますが、はたしてその実力やいかに。
もくじ
どんなクルマ?
ー 現時点では最強バージョン
どんな感じ?
ー 回るほどにレーシーさが光るエンジン
ー 走りは満足 質感やフィールは及第点レベル
「買い」か?
ー 競争力は高いが、待ちたい追加装備もあり
どんなクルマ?
現時点では最強バージョン
510psのクアドリフォリオが来年登場するまで、この280psの直4ターボがステルヴィオの最強ユニットということになる。フィアット・クライスラーのバロッコ・テストコースでは試乗済みだが、英国にこれを持ち込むのは今回が初めてだ。
このオールアルミの2.0ℓユニットは、ジュリア・ヴェローチェに搭載されるのと同じものだが、このほかに200ps仕様も設定される。生産はV6ツインターボとともに、テルモリ工場で行われる。
ステルヴィオの他グレード同様、ZF製8段トルコンATが組み合わされ、プロペラシャフトはカーボン素材を使用。前後のトルク差配は多板クラッチで行うが、これは4WD仕様のステルヴィオでは全車共通だ。通常は40.8kg-mすべてを後輪に伝達し、状況に応じ最大50%まで前輪へ配分する。
今回の試乗車は、限定モデルのミラノ・エディツィオーネ仕様。210psディーゼル搭載車にも設定されるが、280psガソリンとの組み合わせはラインナップ中の最高額モデルとなる。20インチのホイールや、前席にヒーターと電動調整が備わる革張りスポーツシート、ヒーター付きステアリングホイール、アルミの大振りなシフトパドル、前後パーキングセンサー、リアビューカメラ、ナビと装備は満載。電動テールゲートやヒルディセント・コントロール、DNAドライブセレクターなど、ステルヴィオ全車に共通のアイテムが備わるのはいうまでもない。