あなたは何台知っている? 世界の大衆車、まとめ図鑑 前編
公開 : 2017.09.30 06:10
スタンダード・エイト(1953年)
ベーシックカーといえども、それも戦後の物資不足の中でも、これほど装備を簡素化した例は滅多にない。初期モデルにはトランクリッドがなく、リアシートを前へ倒して荷物の積み下ろしをしたほどだ。英国で食糧配給が終了したのは1954年だが、そのころ販売されたクルマでもまず見られないほどコストダウンが徹底されていた。
BMWイセッタ(1955年)
イタリアのスーパーカーメーカーであるイソが開発し、「小さいイソ」を意味する名を与えられたマイクロカーを、戦後の復興を図っていたBMWがライセンス生産し大ヒット。オープントップも設定され、英国で生産されたものも少ないながらある。
ルノー・ドーフィン(1956年)
4CVと同じく、ドーフィンもリアエンジンの安価なクルマで、広さと快適さ、そして驚くような斬新さを備えていた。220万台ほどが生産されたが、サビに弱かったため、現存数は極めて少ない。