ヴェラール日本試乗 レンジ最新モデル V6スーパーチャージド車

公開 : 2017.09.30 12:10  更新 : 2021.04.13 18:04

50:50が基準の4WD その走りは?

レンジローバー・ヴェラールR-ダイナミックSE P380 国内初試乗

今回の試乗は、試乗会会場の旧軽井沢から撮影場所の鬼押し出しまでの往復チョイ乗りにかぎられた。

なので、あまり細かく断定的なことは書けないのだが、ジャガーのF-PACEよりは少し落ち着いて、重厚な味わいではある。これは前記の4WD配分に加えて、同じエンジンを積むF-PACEより大人ひとり分ほど重いウエイトの影響もあるのだろう。

レンジローバー・ヴェラールR-ダイナミックSE P380 国内初試乗

試乗車の50偏平20インチのタイヤサイズも数年前なら猛烈な武闘派サイズだったが、いまやさほど驚くほどでもない。これほどの動力性能なのにタイヤ銘柄もサマースポーツタイプではなく、マッド&スノー。本気でスロットルを踏むと容易に限界は超えるが、50:50のフルタイム4WDで姿勢はくずれにくいので、危険を感じることはほとんどない。適度なグリップのタイヤも寸止めのフューズ役として効いている。

レンジローバー・ヴェラールR-ダイナミックSE P380 国内初試乗

ただ、ジャガーのように俊敏系をねらっていないハンドリングのわりには、乗り心地はもう少し改善してほしい面もある。最新の20インチであれば、路面からの突きあげも、もう少しまろやかであってほしい。
 

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