あなたは何台知っている? 世界の大衆車、まとめ図鑑 後編
公開 : 2017.09.30 18:40 更新 : 2019.05.04 13:03
まだまだ続く大衆車大図鑑。日本でもおなじみのクルマや、どうしてこれが大衆車? という不思議なセレクトも登場。そのあたりも含め、引き続きお楽しみください。
ここからが本番
前半にはいささか馴染みのない「大衆車」があったかもしれないが、後半には、あんなクルマやこんなクルマが登場する。「大衆」という言葉が似合わないクルマも含めて、どういったクルマが世界で受け入れられたかを、ぜひ日本のガラパゴス的思考を捨てて楽しんでいただきたい。
フォード・マスタング(1964年)
このクルマがこれほどの人気を博すとは、いったい誰が予測できただろうか。最初の2年間で100万台以上を達成したという販売はアメリカの最速記録だが、これは豊富なオプションと競争力のある価格設定のたまものだ。
トヨタ・カローラ(1966年)
エキサイティングさに欠けるという点でも屈指のクルマだが、50年以上、11世代にわたり4000万台以上を販売し、今もまだその数字を積み重ね続けているという事実は偉大だ。
フィアット124(1966年)
フィアット名義での200万台を超える生産台数も立派なものだが、ロシアのラーダ名義では1700万台以上が製造されている。フルモデルチェンジなしでの販売台数としてみれば、フォルクスワーゲンの元祖ビートルに次ぐ数字だ。
フォード・エスコート(1968年)
エスコートは、コーティナと同じ文法に則って生み出されたクルマだ。すなわち、万人受けするラインナップを構築し、モータースポーツでの成功を積み重ね、価格設定を低くしたのである。スポーティな仕様は、いまではコレクターズアイテムとなっている。