新型スイフト・スポーツ(ZC33S)試乗 1.4ℓターボ 6MTと6AT
公開 : 2017.10.02 06:10
MT試乗 オートマ車はCVTから6速ATへ
5500rpmでアップシフトした場合のシフト後回転数は次のようになる。6速MTは2速/約3100rpm、3速/約4100rpm。同様に6速ATは2速/約3200rpm、3速/約3600rpm。最大トルク発生回転数の上限は3500rpmだが、俊敏な加速反応とピークを過ぎてもなお太いトルクで切れのいい加速が楽しめる。しかも、回転数に神経質にならなくても思った加速を得られるのも好感。
6速の100km/h巡航回転数はMTが約2700rpm、ATが約2200rpm。これだけトルクがあれば2000rpm未満の設定でもよさそうだが、どちらも燃費稼ぎの巡航ギア比になっていない。高速域まで途切れない加速性能を求めた設定なのだ。その威力を公道で試すわけにはいかないが、6速維持での高速加速性能のよさは特筆できる。ATのDレンジ走行では巡航ギア維持能力に表れている。
一般的な走行では1500rpm以上も回っていれば太いトルクで楽々走れる。一般道でも流れがよければ5/6速で賄えるのでMTでも扱いは容易。発進停止絡みでは1-3-5速の飛ばし変速もなかなか快適である。