ロードテスト(8) 日産マイクラ ★★★★★★★★☆☆

公開 : 2017.10.07 12:10  更新 : 2021.03.19 11:28

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ スペック ▶ 結論

購入と維持

グレードはヴィシア/ヴィシア+/アセンタ/N-コネクタ/テクナの5タイプ。エントリーグレードは£14,000(206万円)ほどで、エアコンは付かないが、LEDデイタイムライトやフォグライト、ルーフスポイラー、オートライト&ワイパー、前席パワーウインドー、電動調整ミラーが標準装備され、ホイールは15インチのスティール。

内装では、ステアリングコラムとシートが手動調整式で、後席は60:40分割可倒式。シャシーコントロール・システムのほか、坂道発進アシストや車線逸脱警報、自動緊急ブレーキなどの安全装備も多数搭載される。わずかな追い金でヴィシア+を選べば、マニュアルエアコンとアイドリングストップが追加される。

アセンタでは、スティールホイールが16インチに拡大。信号認識機能やクルーズコントロール、ステアリングホイールスイッチ、5.0インチでカラー表示のドライブアシスト・ディスプレイが加えられる。さらに、7.0インチのタッチパネルを持つインフォテイメント・システムも装備され、価格は£15,000をわずかに超える程度だ。これはファビアSE Lや同等装備のクリオとほぼ同じで、ミニ・クーパーよりわずかに安い。

今回の試乗車と同じN-コネクタにアップグレードすると、16インチのアルミホイールが備わり、ドアミラーは電動格納式のヒーター付きとなる。ステアリングホイールは本革巻きで、LEDの室内照明やオートエアコン、ナビも装備。

最上級グレードのテクナでは、合皮の内装トリムや17インチのアルミホイール、キーレスエントリー&スタート、リアのカメラと駐車センサー、Boseパーソナルオーディオパックが奢られる。

0.9ℓガソリンユニットの公称燃費は35.4km/ℓで、CO2排出量は104g/km。今回のテストでの実測値は16.0km/ ℓと、フィエスタ1.0エコブーストの16.5km/ ℓに近いが、セアト・イビザ1.2TSIの17.5km/ ℓには多少差をつけられている。

価値の推移

先代マイクラに比べれば、値落ち幅は小さいだろう。しかし、クラストップレベルの残価率は望めない。★★★★★★★☆☆☆

 

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