フェラーリ70周年式典 1000台の跳ね馬が集結

2017.09.08-10

フェラーリが、世界中から約1000台(!)集結。創業70周年記念イベントの頂点に位置する式典が、マラネッロとフィオラーノで盛大に開催されました。全4ページのレポートです。

text:Kazuhide Ueno(上野和秀) photo:Ferrari Japan(フェラーリ・ジャパン)

もくじ

70周年記念イベント スタートはミラノ
RMサザビーズ主催オークション
夜は「ロッソ 70」ショーに興じる
日曜 コンクール・デレガンスで70年を祝す

70周年記念イベント スタートはミラノ


フェラーリ70周年記念イベントの本国版が、9月8日金曜日から行われた。ヨーロッパの各都市(フランクフルト、ジュネーブ、ロンドン、モンテカルロ、プラハ、ランス、ザルツブルグ、ローマ)を出発した参加車によるラリーは、まず9月8日に一度ミラノに集結。往年のモンテカルロラリーと同じようにヨーロッパの各都市からスタート地点のミラノまでコンセントラシオン・ランを行う方式で、ここからマラネッロ/フィオラーノまで壮大なパレードが行われるのである。

9日土曜日の朝には500台のフェラーリによるグランドパレードがスタート。途中のモデナでは、エンツォ・フェラーリゆかりの地に敬意を表するべく建造された、ムゼオ・エンツォ・フェラーリ・モデナ(MEF)を訪ねた。その後モデナのチェントロにあるドゥオーモ、ドゥカーレ宮殿を経てミリタリー・アカデミーの前でひと休みしたのち、最終目的地のマラネッロを目指して再スタート。

マラネッロではフェラーリ本社工場内を一周し、フェラーリの歴史を見守ってきた正門をオーナーが駆るフェラーリで走り抜けた。その後マラネッロ市街をパレードしたのち、この記念イベントのメイン会場となるフィオラーノサーキットへ移動した。
 

  • 各国からの参加車はミラノに一度集合したのち、隊列を組んで最終目的地となるマラネッロに向かった。

  • ゆかりの地モデナに立ち寄り、チェントロにあるドゥオーモ前のグランデ広場を通り、ドゥカーレ宮殿に向かった。

  • モデナ市内では多くの市民たちが参加者を出迎えた。モデナでフェラーリがパレードを行うのは久しぶりだ。

  • 70周年記念のパレードだけに、欠かせぬ場所であるムゼオ・エンツォ・フェラーリ・モデナに立ち寄った。

  • ムゼオ・エンツォ・フェラーリではパレードのフェラーリを見ようと、世界各地からギャラリーが詰め掛けた。

  • パレードには希少なクラシックフェラーリだけではなく、F355や360、F430などちょっと前のモデルも参加。

  • マラネッロに到着した一行には、フェラーリ本社ファクトリーの中をドライブする機会が与えられた。

  • マラネッロに本拠を構えてきて以来、すべてのフェラーリが通ってきた正門を、パレードすることができた。

  • マラネッロの市街もパレードが行われ、各国から参加した色とりどりの新旧フェラーリで街が埋め尽くされた。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事