フェラーリ70周年式典 1000台の跳ね馬が集結
2017.09.08-10
RMサザビーズ主催オークション
土曜日の午後4時からは、フィオラーノ・サーキットに設けられた特設のステージで、RMサザビーズ主催のフェラーリだけのオークション、「フェラーリ レジェンダ・エ・パッシオーネ」が開催された。オークション会場は、出品された貴重な42台のフェラーリを手に入れようと世界中から集ったコレクターの熱気に包まれた。
オークションに先がけて、グロッセート基地から飛来したイタリア空軍第4航空団のユーロファイター・タイフーン戦闘機によるデモフライトが、オープニングを飾った。グロッセート空軍基地とフェラーリとは深い関係がある。それは、イタリアの英雄的なパイロットであり、フェラーリのエンブレムの起源となったフランチェスコ・バラッカが最初に機体に描いたキャヴァリーノ・ランパンテ(跳ね馬)が、彼らの機体に今も描かれているからだ。
今回のオークションのハイライトは、特別に用意された210台目となるラ フェラーリ・アペルタが830万ユーロ(約10億7700万円)で落札されたことだ。その収益金は全額「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付され、アフリカ、アジア、欧州、南米の最も恵まれない数千名の子供たちに教育を提供することに使われる予定。オークションの落札総額は、ワンメイクオークションとしては記録的な8300万ユーロ(10億7900万円)に達した。フィオラーノの週末に行われたオークションは、最も印象的なプログラムのひとつとなったに違いない。
なおオークションに出品されたモデル名や落札額などの詳細については、オークション・リザルトの「フェラーリ レジェンダ・エ・パッシオーネ」で紹介しているのでこちらをご覧いただきたい。