深掘り、ヴァルキリー 内外装のディテール、写真とともに紹介
公開 : 2017.10.09 16:10 更新 : 2017.10.14 14:17
性能を追求するための細部デザイン
F1マシンのコンポーネンツからインスピレーションを得たのがヘッドランプ・ユニットという。その機能を隠すことなく、逆に強調するデザインが特徴だ。
表面を酸化処理が施されたアルミ製フレームにハイ/ロービーム・ユニットを組み込んだまれヘッドランプ・ユニットは、アート作品を思わせるエレガントな形状とされている。また軽量化にもぬかりなく、アストン マーティンの通常のモデルに較べ30〜40%の軽減が図られたという。
ヴァルキリーの機能を追求した姿勢を象徴するのがノーズに付くエンブレムだ。これまでのバッジでは重く、ステッカーではアストン マーティンのプレステージ性にそぐわないと判断し、あらたな表現方法に行きついたのである。それは厚さ70ミクロンのアルミで表現したウイングバッジをボディに接着するもの。重量的にも通常のバッジに較べて99.4%もの軽量化が図られると共に、塗装により平滑されたことから空力面のメリットもある。
細かな部分ではリアカウルのエアインテーク部分にモールドされたシャークフィンの後端に付くハイマウント・ストップランプに注目したい。軽量化と空気抵抗の低減を図るためにボディラインに合わせた小型のLEDユニットは、ヴァルキリーのパフォーマンスに拘りを感じさせる部分のひとつだ。