アウディQ5がモデルチェンジ 2017年型に試乗 注目は「徹底した、ちょうどよさ」

公開 : 2017.10.10 11:10  更新 : 2017.10.10 11:26

「買い」か?

「サイズより質に重きを置くなら納得できる」

全幅は1.9mもあるが、全長は4.7m弱。最小回転半径は同クラスでは小さめの5.5m。俯瞰表示の全周モニターなどの充実した車体周辺監視システムを標準装備することもあって、同クラスのSUVに不慣れなドライバーにも扱いやすい。

試乗車には非設定だったが、2017年12月移行配車モデルでは高速道路で60km/h以下の渋滞時限定ながら自動運転を行う「トラフィックジャムパイロット」、65km/h以上で作動する半自動操舵型LKAも採用され、安全&運転支援機能でも最先端仕様となる。

つまり、全体としての印象は生活用途でも扱いやすいツーリング志向の最新プレミアムSUVなのだ。スポーティな味わいはオマケくらいに考えたほうが全体像を理解しやすいだろう。趣味的な要素よりもプレミアムSUVとしての真面目さのほうが印象深い。

ハリアーHVの最上級グレードよりも約200万円高となる価格だが、走りの質感やゆとり、あるいは走りも含めた質感はクラス上の出来である。

さすがに買い得とは言えないが、サイズよりも質に重きを置くなら納得できる価格だ。付け加えるなら快適性や悪路対応力も重視するなら37万円高で設定されたエアサスを含むラグジュアリーパッケージ込みで考えるべきだろう。

アウディQ5 2.0 TFSIのスペック

価格 6,570,000円
全長×全幅×全高 4680×1900×1665mm
最高速度
0-100km/h加速
燃費 13.9 km/ℓ
CO2排出量 167g/km
乾燥重量 1820kg
エンジン 直列4気筒1984ccターボガソリン
最高出力 252ps/5000-6000rpm
最大トルク 37.7kg-m/1600-4500rpm
ギアボックス 7速デュアルクラッチ

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