たったの3日間! ベントレー・ベンテイガで全てめぐる 英国の自動車工場(2)
公開 : 2017.10.15 15:10
モーガン 文字通り「工場」へ
マルヴァーンのピッカースレイ・ロードにあるモーガンの工場はまるで自動車工場の生きた博物館である。途切れることのない観光客が広い工場内を歩き廻り、以前と何ら変わることのないやり方でクルマをつくっている作業場を見学するのだ。
スリーホイラーの売り上げは落ち込んでおり、高級モデルであるエアロ8が売り上げに占める割合も小さなものだが、クラシックモデルの人気は依然として高く、生産台数のうち70%は輸出されている。
さて、本日の残り2カ所で大規模工場の訪問は最後となる。マルヴァーンからスウィンドンへ向かう交通量の少ないM5とA419号線で、われわれのベンテイガはその航続距離を伸ばしてみせた。
コーナーやラウンダバウトではその重量を意識させられるものの、これほど巨大にも関わらず、その動きには敏捷性が感じられる。
一方、アクセルを離してコースティングモードに切り替われば、文字通り滑るように前進する。ギアをマニュアルモードで8速に固定して過給の立上りを試してみたが、わずか1500rpmからでも過給遅れは無く、ベンテイガはスムーズに回転を上げていった。