ランボルギーニ「ウルス」デビュー間近 同社初のSUV「LM002」を振り返る

公開 : 2017.10.15 06:10

砂の上でも「浮かぶ」ように走行

最終的な生産モデルとなったのは1986年のブリュッセルモーターショーで初披露されたLM002。最終設計でカウンタック・クアトロバルボーレに搭載されていた排気量5167ccのV12エンジンが、6800rpmで450psを生みだした。

LM002はアルミニウムとファイバーガラス製の車体に四輪駆動トランスミッション、トランスファー、3つの自動式デフロックを備え、最高速度は200km/h以上で120%を超える勾配にも対応できた。

特別に開発されたピレリ社のスコーピオンタイヤを装着することで砂の上でも「浮かぶ」ように走行し、高温の中でも優れた耐久性を保った。

車体各部はスペインのビルバオ近くの会社で生産され、製品が半分組立された部品がサンタアガタ・ボロネーゼに送られ、パワートレイン、機械部品との最終組み立て、仕上げ、検査を経て出荷された。

個々のカスタマーのニーズに合わせた内装を施し、LM002が完成。LM002は発売当時、他のスーパースポーツカーに引けを取らない性能や高度なオフロード、圧倒的なデザインと存在感で高い注目を集め、1986年から1992年の間に合計300台が生産された。

LM002と同様、ウルスもその卓越したパワーとトルク、独特のデザインと際立った存在感で、独自のスーパーSUVのカテゴリーを新たに開拓する。

ウルスは抜群の走行性能、パフォーマンス、ラグジュアリー感を維持しながら、LM002と同様、砂地を含むオフロードでも並外れた性能を発揮する。

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