メルセデス・ベンツCLS、3代目に 試作車を助手席試乗 デビューは2018年

公開 : 2017.10.17 11:10

3代目CLSのテクニカル・ハイライト

メルセデス・ベンツは、この新型CLSの開発に際して興味深い挑戦を試みた。同一車種による、性質が異なるふたつの顧客ベースへのアプローチである。

ひとつは、ダイナミックであるが、ラグジュアリーな4ドアクーペを求める層。そして、もう一方(特に中国における)は、ラグジュアリーカーにダイナミックな4ドアクーペのスタイルを求める層である。

CLSの標準モデルには、直列6気筒のディーゼルとガソリンエンジンが搭載される。ディーゼルには、285ps仕様と340ps仕様が用意される。ガソリンエンジンは48V電気モーターを搭載し、367psを発生する(いわゆるマイルドハイブリッド)。

直列4気筒のディーゼルエンジンとマイルドハイブリッドガソリンエンジンも用意され、それぞれ244psと299psを発生する。

さらに電気モーター付きのガソリンエンジンを搭載する、435ps仕様のAMGバージョンは後に追加される予定である。

ガソリンエンジンに付く48V電気モーターは、自動スターターとしての役割も担い、必要に応じてガソリンの燃焼をカットし、効率性を最大限に高める。一方で、ダイナミックモード選択時には、エクストラの20psで、加速を後押しする。

CLSの標準サスペンションは通常のコイル・スプリングであるが、「エア・ボディコントロール・シャシー」を選べば、可変コイル・サスペンション、またはエア・サスペンションを選ぶことができる。

これらは、Eクラスと共通であるが、CLS向けにスポーティなドライビングを意識した味付けがされている。ホイールは、18インチが標準で、19インチと20インチがオプションで用意される。

インテリアについても触れておこう。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事