メルセデス・ベンツCLS、3代目に 試作車を助手席試乗 デビューは2018年
公開 : 2017.10.17 11:10
内装、大幅改善 「やりすぎ」も
新型CLSのインテリアは大幅に改良されている。
コントロールパネルは、Eクラスと共有するものの、マルチカラーLEDを伴う、「タービン」デザインのエアベントが目新しい。
助手席から眺めると、このクルマがスタイルを重視する層に向けて開発されたことがよくわかる。しかし、そのシート自体はサポートにも優れる。キャラクターがよりダイナミックな方向に振られていることがわかると同時に、「見かけ倒し」ではないことが判明した。
同モデル史上初めてとなる3人掛けリアシート中央の座席は、市場の要請によるものである。しかし、それは子ども用と割り切るべきで、つまりその座席のコンフォート性はあまり芳しくない。
Sクラスから移植された、オプションで装備できるワイドスクリーン・コックピット・システムは、インテリアにハイテクな雰囲気を呼び込む。マルチカラーLEDを装った新しい形状のエアベントなど、新導入の数々がさらに華を添える。
加えて、若干やり過ぎ感がある機能に思えるが、「エナジャイジング・コンフォート」コントロールは、エアコン、オーディオ、マッサージ機能、そして室内ライトを統合的にコントロールし、車内でリラックスできる空間を造り出すとメルセデスは主張する。新型CLSでは、設定次第で多彩な演出が可能なのである。
AMGスタイリングパックも後に追加される予定だ。