マセラティ・レヴァンテがマイナーチェンジ MY 2018「S グランスポーツ」に試乗
公開 : 2017.10.24 11:50 更新 : 2017.10.24 11:50
どんな感じ?
質はそのまま 装備、安全性が高まる
レヴァンテにはエントリーモデルのほか、ラグジュアリー志向の「グランルッソ」とパフォーマンススタイルの「グランスポーツ」がある。
グランルッソは標準で19インチホイールを履き、エクステリアはクロームのトリムで加飾される。グランスポーツは20インチホイールを履き、ピアノブラックのトリムと赤いブレーキキャリパーが外観の特徴である。
エレガントなサッシュレスのドアにはソフトクロージャーが備わる。力を込めてドアを閉めなくていいから助かる。中のキャビンは滑らかでカラフルなレザーで覆われており、フロントシートは座り心地がいい。
ライバルのSUVと比べると後席は多少狭いが、それでも普通の大人なら十分に快適だ。以前と同様、レヴァンテのインテリアは見た目も感じもリッチで高級だ。
しかし、品質と洗練にはがっかりする(コラムの軸や、いくつかのスイッチ、特にインフォテインメントシステムのグラフィック表示)。この点ではアウディQ7やボルボXC90に大きく遅れている。
マセラティはいくつかの安全装備も追加した。
例えば「ハイウェイ・アシスト・システム」。これは自動的に同一レーンをキープし、先行車との距離を一定に保つというもの。
また、新しいレーン維持支援システムや交通標識を認識するシステムも追加された。これらは他のライバル車にもあるので、レヴァンテの購入を検討しているひとには欲しい装備だ。