ランボルギーニ、いつまで自然吸気エンジン続けられる? 開発の指揮官に聞いてみた
公開 : 2017.10.28 11:40
ランボルギーニの開発を率いるマウリツィオ・レッジアーニは、ランボルギーニのデザイン、フィーリング、サウンド、走りをランボルギーニたらしめる人物。聞きたいのは「いつまで自然吸気エンジンを続けるか?」です。
もくじ
ー 自然吸気 いつまで存続できるのか
ー PHEVをランボルギーニが拒む理由
ー ウルス、ウラカンなどの地位脅かす?
ー V10、V12 「可能な限り長く」
自然吸気 いつまで存続できるのか
「わたしの夢は自然吸気エンジンを可能な限り長く存続させることです。スーパースポーツカーの情念、エモーションの問題ですから」
ありがとう、マウリツィオ・レッジアーニ。ランボルギーニの開発のボスは、われわれに希望を与えてくれるのだ。
スーパーカーとハイパーカーの世界で、ランボルギーニは燃費向上のためのハイブリッドや電気モーターはもちろん、ターボチャージャーにさえ抵抗し続けている唯一のメーカーである。
なぜだろう?
それがランボルギーニのDNAだからですよ、とレッジアーニは言う。
「われわれのDNAはデザイン、エモーション、そしてパフォーマンスです。これがわれわれのクルマを唯一無二の存在にしているのです。DNAは新しいモデルを定義する条件です」
「このうちのどれかひとつが欠けても、ランボルギーニではないのです。デザインがとてもクールでまさにランボルギーニだというクルマでも、席に座った感じ、エンジン・ノイズ、タイヤがアスファルトをつかむ感覚がエモーショナルでなければ、ランボルギーニとしての使命は果たせていません」
「われわれは常にパーフェクトを目指します。デザインとエンジニアリングは同時並行でなくてはなりません。どこかを割り引くなんてことはできない。大いに楽しみ、時にはちょっと見せびらかすためにドライブするわけですからね」
プラグイン・ハイブリッドを拒絶する理由も教えてくれた。