世にも奇妙なクルマ物語 知られざるトリビア いくつ知っている?(2)
公開 : 2017.10.29 15:40
フォードは航空宇宙産業に手を出した時期がある
フォードは1925年に航空機の生産を開始し、1933年までに3基のエンジンを搭載した4-AT-E トライモーター旅客機を199機製造した。一時期フォードは世界最大の民間航空機メーカーであったと同時に、世界初の定期貨物便運航会社となった。
しかし、ヘンリー・フォードは、1928年に自身の専属パイロットが単葉機のフォード・フリヴァー・プロトタイプ機で命を落としてからは航空産業への興味を徐々に失っていき、翌年に始まった大恐慌により会社は大きな打撃を受けた。
第二次世界大戦中、フォードはミシガン州ウィロー・ランにある工場でB-24リベレイターのライセンス生産を行い、1950年代には新たに設立した部門が、米空軍向けにサイドワインダー・ミサイルを製造した。1990年にフォードはこの事業を売却し、現在はロッキード・マーチンの一部門となっている。