世にも奇妙なクルマ物語 知られざるトリビア いくつ知っている?(2)

公開 : 2017.10.29 15:40

日産「セドリック」の名前はちょっとした勘違いから西洋に広まった

ダットサンは1960年に日本市場向けにセドリックを発売した。この車名は1886年初版のフランシス・ホジソン・バーネット作「小公子」の主人公から名付けられた。

この作品の中のセドリックは、レースの襟が付いたビロードの服を着た、古くから続く英国侯爵家の跡継ぎである。当時この作品は日本中で人気があり、ダットサンの重役たちは西洋でも熱心に読まれていると考えたのだ。

セドリックという名前が1966年よりはるか昔に流行遅れとなっていたことに気付いた彼らは、この車名を自国市場向けに限定して、2004年まで使い続けた。

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