GIRO DI MINE 全車紹介「ジーロ・ディ・ミネ」
2017.9.30-10.01
山口県からイベントレポート。県内の名所と風光明媚なポイントを巡る「ジーロ・ディ・ミネ」 名物ぽんぽこ焼きに、ラリーの勝敗を分ける秘密が…。
山口を巡るレギュラリティ・ラリー
2017年9月30日(土)~10月1日(日)にかけてLa Festa della Automobile Classica2017を開催いたしました。その中の1プログラムとして開かれる山口周遊レギュラリティ・ラリーがGIRO DI MINE/ジーロ・ディ・ミネです。
スタート地点となった「道の駅みとう」には、日頃目にすることができない新旧の希少なクルマ達が、東は東京から、南は鹿児島からと32台が集結しました。そのなかで注目なのが大阪から来られたダイハツ・フェロー・バギー。現在、公道走行が可能なのはこれ1台ではないかとオーナーがおっしゃっていました。
今年はマクラーレン福岡様のご協力により、マーシャルカーはなんとマクラーレン540S! どこに行っても注目の的でした。
晴天のなか、美東中学校吹奏楽部の演奏をバックに次々とスタートして行きます。スタンプポイントの美祢市役所駐車場を抜け、平原のワインディングを抜けて第1チェックポイントの「ぽんぽこの里」に到着。ここでは名物ぽんぽこ焼きを食べて、中身の具によってシークレットポイントが加算されるというサプライズも。参加者はどきどきしながら、美味しいぽんぽこ焼きを頬張っていました。
第2チェックポイントは昼食会場でもある新下関の「JAZZ CLUB BILLIE」です。ここはいろんなアーティストのライブがあり、当日の夕方は昔懐かしいサーカスのコンサートがあるとのことでした。小さなステージがある食事会場では美味しい料理が参加者のお腹を満たしてくれました。
ハイライトは、角島大橋
第3チェックポイントとなった「川棚の杜」では、多くの見学者がGIRO車両の到着を待っており、到着時には日頃目にすることができない車両をじっくりと眺めていました。参加者はここでおやつタイムです。川棚名物の瓦シュークリームと飲み物で、しばしの休憩をしました。
休憩後は響灘を眺めながら美しい海岸線を通り、参加者待望の風光明媚な角島大橋を渡り、第4チェックポイントの「そよかぜの里角島」に到着。死ぬまでに行きたい世界の絶景3位にも選ばれた角島。観光客も多く、参加車両は注目を浴びていました。ここから長門方面に向かい、途中、曲がりくねったワインディングを楽しみながら、第5チェックポイントの「海鮮村北長門」に到着。お土産にご飯のお供にピッタリの「しそわかめ」を頂き、大正洞駐車場でスタンプを押してもらい、夕日に輝く秋吉台のカルストロードを抜けて、1日目ゴールの秋芳洞商店街に故障車も無く32台が到着しました。
1日目の夜は秋芳ロイヤルホテルで美味しい料理とお酒を酌み交わしながら、久しぶりに再会する仲間達と親交を深めました。今日の反省や明日のことを話しながら、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、明日のために就寝です。
山陽オートレース場走行のサプライズも
2日目は少し曇り空からのスタートです。今年のメインである「山陽オートレース場」に向かいます。ここでは私達のイベントのためだけに、プロオートレーサーによる説明や、コース内見学、場内中央芝生帯内側から見る模擬レース。そして最後は愛車でコース外側を周回したのちスタートする、といった贅沢な内容となっています。
再スタート後は、高杉晋作が祀られている「東行庵」で休憩。晋作餅やソフトクリームを食べてゆったりとした時間を過ごします。
そしてゴールの「マツダ美祢自動車試験場」では、多くのギャラリーが迎えるなか、ゆっくりとゴールゲートをくぐります。観客に包まれてのゴールはなんとも言えず、快感です。到着するとすぐに車検、ドライバーズミーティングが始まります。車検ではボンネットを開けて、エンジンルームのオイル漏れチェックがあるので、見学者はそのタイミングを見計らい、日頃見られないエンジンルーム内を覗きこんでいました。
ドラミが終わると、このイベントでしか体験できないマツダのテストコースでの愛車走行です。往年の名車やスーパーカーがコースを走る姿はとてもかっこいいです。
三菱コルト1500スーパースポーツ 初優勝
さていよいよ表彰式です。皆さんどきどきしながら結果の発表を待ちます。
1位 #12 三菱コルト1500スーパースポーツ(初参加優勝)
2位 #32 ホンダNSX
3位 #16 アルピーヌ・ルノーA110
4位 #23 ルノー5ターボII(初入賞)
5位 #17 ロータス・ヨーロッパ(初入賞)
順位の発表の度に歓声と拍手に包まれて、トロフィーと副賞の地元特産品を頂き、ステージに上がった方達は本当に嬉しそう。こうして今年のGIRO DI MINEは幕を閉じることとなりました。
来年は10年目を迎えますので、特別なイベントとなるようにすでに準備は始まっています。来年も皆様のご参加を待っています。