VW、EVのビートルを計画 MEBの柔軟性を活かし後輪駆動も検討
公開 : 2017.11.13 12:40 更新 : 2017.11.13 12:45
VWビートルやシロッコの終売計画を報じたばかりですが、「EVならばあり得る」というのは同社のチェアマン、ハーバート・ディエスの言葉。RRを検討しているとも。
「ビートル、EVならあり得る」 MEBでRRも
フォルクスワーゲンは今、後輪駆動かつEVのビートル投入計画を積極的に考えている。
EVのビートルは、あたらしいMEBプラットフォーム(Modular Electric Baukastenの略)をもちいるEV群の一貫として投入。同社のチェアマン、ハーバート・ディエスが明言している。
EVといえば、つい先ごろデトロイト・モーターショーでデビューした「I.D. BUZZ」がある。これはマイクロバスをイメージしたコンセプトだ。
ハーバート・ディエスは「心を揺さぶるEVコンセプトをわれわれは必要としているのです」という。齢59歳のチェアマンは、マイクロバスやビートルだけでなくキューベルワーゲンやバギーのようなクルマが、ひとびとの心を揺さぶるのではないかと思っているようだ。
現行ビートルそのものをモデルチェンジする計画は否定しているものの、EVとしてのビートルはあり得ることを示唆したうえで「これが最適解でしょう」ともいう。
どうやら後輪駆動であることにもこだわりがあるようだ。
「EVならば、ビートルの歴史をトレースすることもできると思うのです。(駆動方式など)自由度が高いですから」
ディエスは、将来的にMEBプラットフォームは、15種類のEVをカバーする計画があるとAUTOCARに語る。そのうち5台が、フォルクスワーゲンの名で販売されるそうだ。