アウディR8 V10 プラス ウラカンと異なる独自性を築く 試乗記
公開 : 2017.11.15 11:55 更新 : 2017.11.15 12:38
アウディR8 V10 プラスの試乗記です。周りには、570Sスパイダーや488スパイダー、さらにはウラカン・スパイダーも存在。なかでも独特な立ち位置を築いています。
もくじ
どんなクルマ?
ー R8 V10「プラス」 どう違う?
ー テスト車両 内外装も注目ポイント
どんな感じ?
ー 自然吸気V10と「屋根あき」の魔力
ー 570S/488 GTBの差別化は?
「買い」か?
ー R8 V10プラス 築く独自の立ち位置
スペック
ー アウディR8 V10 プラスのスペック
どんなクルマ?
R8 V10「プラス」 どう違う?
エントリーレベルのR8スパイダーなら£130,000(1931万円)ほどで購入できるのに、このモデルが£25,000(371万円)も上乗せされていることに疑問を持つかもしれない。
スーパーカーの600psクラブ・メンバーの1台となるべく、ミドシップに搭載される5.2ℓV10は、圧縮比を高めて70psと2.1kg-mが加算されている、という事実を聞けば、少しは納得がいくものだろうか。
さらにカーボン・セラミック・ブレーキにスポーツ・シート、カーボンファイバー製のパーツ類がエクステリアにもインテリアにも不足なく奢られ、車重は1695kgと25kgの軽量化を実現することで、ハンドリングも向上。
その結果得られたパフォーマンスは、現在のところマクラーレン720Sと並ぶこととなった。
「プラス」仕様のアピアランスで大きなポイントは、リアデッキのエッジに大きく伸びるスポイラーだ。カーボン製のリアディフューザーと合わせて、最高速度域では100kgものダウンフォースを後輪に発生させる。