ジープ・コンパスに試乗 ロンジチュードとリミテッド、どちらを選ぶべき?
公開 : 2017.11.15 19:25 更新 : 2017.11.15 20:13
ジープ・コンパスの試乗記です。ロンジチュード/リミテッドの両方にトライすることで、最適解を探ります。
もくじ
どんなクルマ?
ー 日本で好調のジープ 2代目コンパス
ー コンパス 内装と装備は充実?
どんな感じ?
ー まずは「ロンジチュード」を試乗
ー 「リミテッド」 9速AT含め検証
「買い」か?
ー 筆者はAWD+9速ATの「リミテッド」推し
スペック
ー ジープ・コンパス・ロンジチュード/リミテッドのスペック
どんなクルマ?
日本で好調のジープ 2代目コンパス
日本市場におけるジープのセールスが好調だ。2009年にはわずか998台だった販売台数が、昨2016年には9388台にまで達したというのだから、それはまさに大きな加速度を伴った、驚異的な成長と評してもよいだろう。
それにはもちろんさまざまな理由があるが、特に注目しなければならないのは、コンパクトで使い勝手の良い、そして何より都会的な雰囲気に満ち溢れた、新感覚SUVの登場だろう。
その象徴ともいえるのが、日本では2012年からセールスがスタートした「コンパス」。そのコンパスがフルモデルチェンジされ、セカンド・ジェネレーションへと進化を果たした。
新型コンパスの日本仕様は、「Sport(スポーツ)」、「Longitude(ロンジチュード)」、そして「Limited(リミテッド)」の3モデル。
搭載エンジンは、すべてガソリンの2359ccの直列4気筒マルチエア16バルブで、最高出力&最大トルクは、175ps/6400rpm&23.4kg-m/3900rpmとされている。
駆動方式はスポーツとロンジチュードがFWD、リミテッドはオンデマンド方式の「ジープ・アクティブドライブ4×4システム」によるAWD。FWDモデルとAWDモデルではミッションも異なり、前者には6速ATが、後者には9速ATが組み合わされる。
ジープのラインナップにおいては、コンパスはスモールSUVの「レネゲート」と、ミドルサイズSUVの「チェロキー」の中間を担うモデルという位置づけになるが、そのエクステリアデザインには、上級モデルのチェロキーに近い力強さとともに、洗練された印象が演出されているのがわかる。
フロントマスクは、もちろんジープ伝統のセブンスロットグリルを継承したもの。台形デザインのホイールアーチから卓越したタフネスさを感じるのも、ジープ・ファミリーに共通するエクステリアでの特徴だ。