I-PACEのフォーミュラEサポートレース ジャガー人気に火がつくか?
公開 : 2017.11.18 18:40 更新 : 2021.07.12 18:38
EVシフトで、ブランドイメージもシフトできるか?
JLRとしては、EVシフトの波に乗って、一気にフランドイメージを高めたいところだ。
2008年に、フォードのPAG(プリミアム・オートモーティブ・グループ)からインドのタタグループに売却されたJLR。
オーナーがインド人になったことで、JLRのブランドイメージに大きな変化が起こるのではないか、という心配をよそに、タタ側はあくまでも経営戦略を練る投資家としての立場を守り、車両開発やデザインについてはジャガー及びランドローバーの英国人感覚に一任してきた。
近年では、XE、XF、XJというオーソドックスなセダンを主体に、トップモデルのF-TYPEを筆頭として、SUVのF-PACEとE-PACEへとモデルラインナップを拡充してきた。
だが、近年の高級車市場は主流であるダイムラー、BMW、アウディ、レクサスに加えて、マセラティやベントレーなど個性的なヨーロピアンブランド、さらにはテスラという異端児など多種多様なブランドが乱立しており、そのなかでジャガーがさらなるオリジナリティを打ち出すことが必要不可欠な情勢だ。
「I-PACE」がジャガーブランドにとってのゲームチェンジャーになるのか?
期待を込めて、その動向をしっかりと見守っていきたい。