セレナNISMO試乗 341万円強で発売 ミニバンにレカロ、アルカンターラ
公開 : 2017.11.21 14:00 更新 : 2021.03.05 18:51
本日発売の「セレナNISMO」を試乗してきました。ミニバンにレカロ製スポーツシート、アルカンターラ巻きステアリング。日産の狙いは、どこにあるのでしょう?
もくじ
どんなクルマ?
ー 「ミニバンにNISMO」という価値観
ー 車内は、レカロ、アルカンターラ
どんな感じ?
ー 専用ボディ補強の効果は?
ー 外観とは裏腹に… NISMOの味つけ
「買い」か?
ー プロパイロット/ハンズフリードア装備 価格を検証
どんなクルマ?
「ミニバンにNISMO」という価値観
このところ日本車では、メーカーによる純正コンプリートカーの展開がひとつのブームだ。トヨタの「GR」やホンダの「モデューロ」、スバルの「STIスポーツ」などがそれにあたり、各モデルともファンの獲得に成功している。ベース車との差別化を図った専用の内外装にくわえ、新車メーカーならではの専用チューニングによる走行性能の向上を実現。もちろん、ベース車同様の高い信頼性と充実の新車保証、そして内容からすると割安に設定されている価格も魅力だ。日産では、モータースポーツ部門である「NISMO」の看板を掲げた「NISMOロードカー」シリーズを展開。これまでにマーチ、ノート、ジューク、フェアレディZ、GT-Rに投入されており、NISMOのモータースポーツ色を反映させた専用の内外装と専用チューニングが施されているのが特徴だ。
今回、紹介するセレナNISMOは、NISMOシリーズ6車種目で、初のミニバンとなる。人気のエアロ仕様「ハイウェイスター(2WD)」をベースに、NISMOロードカーのために開発した様々な専用装備を装着している。まずは、その中身を簡単に紹介しよう。
エクステリアは、ハイウェイスターとは異なるアグレッシブなスタイルの専用エアロパーツを装着し、NISMOであることを強調。前後バンパーも全くデザインの異なる専用品が奢られる。特徴的なのが、NISMOのアイコンカラーであるレッドアクセントがボディ下部にくわえられ、スポーティさを強調したこと。さらにリアスポイラーやブラックドアミラー、ブラックアルミホイールなどの専用品を装着している。