新型ヴァンテージ・プロトタイプ 同乗取材
公開 : 2017.11.22 20:53
新型ヴァンテージ・プロトタイプを同乗取材! AUTOCARの記者が、アストン マーティンの開発現場を “こっそり” 訪問してきました。
ヴァンテージ新型 北極圏にやって来たワケは?
アストン マーティン・ヴァンテージ新型のプロトタイプ(カモフラージュされた車両の写真)に、AUTOCARは同乗することを許された。そこで耳にしたことを、ここではお伝えしよう。
ヨーロッパの最果ての地、北極圏には複数のテスト施設が点在する。今回の取材の舞台は、アルビッツヤウルというスウェーデンの小さな街だ。一面が白雪で覆われたこの地は、ときには-40℃を下回ることもあり、湖さえも凍らせてしまう。タイヤテストというビジネスにおいて、これほど完璧な条件を揃える土地はそう多くはない。
アストン マーティンのメンバーがここにやって来たのには、ふたつの理由がある。ひとつは、新型のヴァンテージがテストの始まりを待っているから。そして、もうひとつはコンチネンタルの存在だ。ドイツのタイヤの巨人からESPシステム(横滑り防止装置:electronic stability program)を手に入れたアストンは、その検証作業をする機会を得たのだ。
今回のテストは、コールドウェザーテストという位置づけではないことを理解してほしい。彼らは、スタビリティ・コントロールのプログラムを仕上げるためにやってきたのだ。ヴァンテージの名にふさわしいものにするために。