ロータス・エキシージ・カップ430 「最強」と言える? 試乗記
公開 : 2017.11.24 12:10
ロータス・エキシージのなかでもトップモデルである「カップ430」の試乗記です。エンジンやシャシーのアップは、価格相応でしょうか?
もくじ
どんなクルマ?
ー カップモデルのなかで最高峰
どんな感じ?
ー カップ430 何がちがう?
ー 走りの面でメリット大きく
「買い」か?
ー ポルシェGT3の対抗馬ではない
スペック
ー ロータス・エキシージ・カップ430のスペック
どんなクルマ?
カップモデルのなかで最高峰
ロータスのカップモデルの中でも最高峰に位置づけられるのが、ロータス・エキシージ・カップ430。究極のエキシージであり、これまでの公道走行が可能なロータスの中でも最速のモデルとなる。
きっと誰しも、興味をかきたてられるに違いない。
ロータスはこのクルマのことを、エキシージ・スポーツ380の進化版ではなく、ニューモデルだと強調する。
エボーラGT430と同じスペックを持つ新しいエンジンを搭載し、広範囲にわたるエアロダイナミクスの改善や、サスペンションにも徹底的な見直しが施されているためだ。
アピアランスに関しては、注意深く観察してみると、ナンバープレートの位置が上へ移動し、バンパー中央のグリルから空気をより多く取り入れられる様になっている。
乾燥重量はわずか1056kgで最高出力は436psにも達し、パワーウェイトレシオは412ps/トンとなる。そのため、0-100km/hの加速は3.3秒で、最高速度は289km/hを叩き出す、スーパー・エキシージだ。
ダウンフォースは全体で220kgを発生するが、高速でのコーナリングを安定させるために、フロント側では100kgもの力がタイヤにくわわる。
その結果得られる性能は凄まじく、イングランド北部のヘセルにある、ロータス社のテストコースでのラップタイムは1分24.8秒で、スポーツ380よりも1.2秒も速く周回する。