ロータス・エキシージ・カップ430 「最強」と言える? 試乗記

公開 : 2017.11.24 12:10

走りの面でメリット大きく

一方で、サーキット走行も真剣に視野に入れるなら、カップ430の車内が多少不便でも受け入れられるはず。

クルマの調整の幅は非常に広く、走行性能は好みに応じて設定が可能。くわえて、乗り込むときは窮屈だが、座ってしまえばインテリアの適度なフィット感が心地よい。 

非常に軽量な車重は、加速性能やコーナリング、ブレーキング、バランスの良さだけでなく、サーキット走行時の持久力にもメリットは大きい。

30分ほどサーキットを攻め込んでみたが、水温などの過度な上昇や、ブレーキのフェードなどといった、パフォーマンス低下の兆候はみられなかった。

むしろ、絶え間なく続けられる強烈な加速とブレーキング、目を見張るグリップ力など、非の打ち所がないほどだった。

増強されたパワーによって、滑りやすい路面では気をつけたほうが良いということも、付けくわえておく。 

知れば知るほど、カップ430の魅力に引き込まれていくはずだ。1日ではクルマを熟知することは不可能だと思うが、それを紐解いていく作業は楽しさに溢れている。

その途中で危険な場面が、1度や2度は訪れるだろうけれど。 

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