新型シビック・ハッチバック試乗 日本価格280万円 セダンと比較
公開 : 2017.11.25 20:10 更新 : 2017.11.25 20:27
全幅1800mmのシビックとは?
プラットフォームは刷新、ゼロから見直した。チューニングカーとして、あとからつくっていたタイプRを最初から想定し、セダン(写真赤)、ハッチバック(青)、タイプRを同時に開発した。走行性能に関しては、ドイツのアウトバーンとニュルブルクリンクで鍛えた。合言葉は「オトコマエ」 スタイリングの面でもメンタリティの面でも、この言葉によってブレない開発が進んだという。
スタイリングはグローバルで戦えるロー&ワイドボディを、ということで、全幅は1800mm、全高は4ドア・セダンで1415mm、5ドア・ハッチバックでも1435mmにとどめた。直接のライバルではないにしても、この点、Cセグの王者VWゴルフの全高1480mmと好対照をなす。全長においてはなおさらで、シビックはトランク部分の短いハッチバックでも4520mm、セダンでは同4650 mmもあるのに対して、ゴルフは4265mm。ホイールベースもしかりで、ゴルフの2635mmに対して、シビックは2700mmある。
こんなにでかくてCセグといえるのか。いやいや、そうではなくて、Cセグという概念自体が変わりつつあるわけだし、開発陣は「保守的になった」といわれる現状を打破し、「シビックはもっと自由で、やんちゃであっていい」と開き直っている。世の常識に、てやんでいっ! とタンカを切っているのが10代目シビックなのだ。