新型シビック・ハッチバック試乗 日本価格280万円 セダンと比較
公開 : 2017.11.25 20:10 更新 : 2017.11.25 20:27
どんな感じ?
試乗 思い出すあのクルマ
とてもスポーティで、まるでプレリュードみたい! 着座位置が低くて、視界が広々している。もっとも、プレリュード(2代目あたりの、です)はもっと低くて、Aピラーが細く、ダッシュボードも低かったから、もっと開放感があったようにも思うけれど、ともかく、これがシビック? というのが正直な気持ち。筆者は浦島太郎なんであろうか。
この、プレリュードみたい、という感覚はセダンとハッチに共通する。センターコンソールが異例に高くて、後輪駆動のスポーツカーみたい、というのはプレリュードとは異なるかもしれない。肩周りはゆとりがあるけれど、腰回りはタイトでスポーティ。平成のシビルミニマムはスペシャルティカーになった。
東名高速の御殿場インター近くのホテルをベースとする今回の試乗会ではセダンとハッチバック、それぞれのCVTを試すことができた。MTはハッチバックの販売のなんと35%という望外の売れ行きで、AUTOCARとしてもそちらをテストしたかったところだけれど、くじ運つたなく、乗ることあたわなかった。
ハッチバックとセダンの大きな違いは、リアゲートのあるなしに加えて、ホイール&タイヤがセダン16インチ、ハッチバック18インチと2サイズも異なる。セダンは「上質さ」、ハッチバックは「スポーティさ」を狙ったそうで、乗り味は明瞭に異なる。どちらも速度を増すとスムーズになるところは同じだけれど、セダンの方が低速では乗り心地に落ち着きがない。ボディが上下動する。