トヨタ・ランドクルーザー・プラド17年型 ディーゼルを味わう 2度目のマイナーチェンジの成果は?
公開 : 2017.12.01 11:40 更新 : 2021.01.28 18:18
トヨタ・ランドクルーザー・プラドがマイナーチェンジしました。気になるディーゼルの性能を、「TZ-G」なるグレードで確かめます。ディーゼルですよ!
もくじ
どんなクルマ?
ー 17年秋 プラド、2度目のマイチェン果たす
ー セーフティセンスPは標準 「ならでは」の装備も
どんな感じ?
ー 主張しない「超高性能」 一線級のSUV
ー 2.8ℓディーゼルの印象は? 燃費も注視
「買い」か?
ー 輸入車にはない柔らかさ タフネスも両立
スペック
ー トヨタ・ランドクルーザー・プラドTZ-Gのスペック
どんなクルマ?
17年秋 プラド、2度目のマイチェン果たす
この秋ランドクルーザー・プラドが新しく生まれ変わった。と言っても実際にはマイナーチェンジが施された格好になる。ランドクルーザー・プラドの現行モデルは4代目にあたり、2009年にデビュー。2013年と今年、2度のマイナーチェンジを経たことになる。
歴代のランドクルーザー・プラドは本格オフローダーとして高い耐久性を誇るラダーフレームが与えられているので、あとは定期的に最新技術を組み込むことでいつでも新鮮なロングライフモデルが完成するのである。
前回、2013年のマイナーチェンジではクリーン・ディーゼルの搭載がトピックだったわけだが、今回はエクステリアのお化粧直しと先進安全機能が全車に標準装備されたことが変更の中心となっている。
外観ではLEDヘッドランプが標準装着となり、大型のグリルとの一体感によって精悍な表情を獲得している。また運転席からだと視認しやすいふたつの盛り上がりを持ったボンネットも斬新だ。
リアビューを引き締めるランプのデザインにも小変更が施されている。一方インテリアはセンターコンソールやステアリング等のデザインを刷新し、見た目のみならず使い勝手の良さも追求されている。
新型ランドクルーザー・プラドのラインナップはベーシックなTXとミドルグレードのTX「Lパッケージ」、そして最上級のTZ-Gの3モデルで構成されている。
今回の撮影車両はTZ-Gで、しかもナビ連動の電子制御エアサス(リアのみ)や5パターンのオフロードモードに切り替え可能なマルチテレインセレクト+クロールコントロールといった最上級のTZ-Gをさらにアップグレードさせるセットオプションが組み込まれていたこともあり、センターコンソールのスイッチの配置もより凝ったものになっていた。